2016年07月24日

世界との距離

ニュースで今年上半期の訪日外国人の数が1,171万人だったと報じられています。東京や京都はもちろんのこと、多くの地域ですさまじい数の外国人を目にしますし、いわゆる「爆買い」によって潤っている産業・業界もあるようです。一部のマナーの悪さに問題はあるとしましても、経済効果は計り知れません。

世界を意識した地域・産業が大きく伸びているのも、最近の特徴のようです。ある小さな町では工夫を重ね、外国の需要に見合った魚の養殖・加工・輸出を行ったことで、若者の定住率がかなり高まったといいます。外国との取引きがある中小企業の業績が相対的に高いだけでなく、離職率も低いとの統計があります。

この魚津はもともと裕福だからかもしれませんが、残念ながら、あまり異国の香りがしません。外国人の姿を見かけることも少ないですし、外国と取引きをしている企業も多くなく、主として地域内でおカネを回しているような気がします。小さな産業・企業であっても、外国に潜在的な需要があり、大きなチャンスがある今日、実に勿体ないことです。

しばしば指摘されますように、日本の高齢化・人口減は着実に進んでいます。日本の中でパイを大きくすることには限界があります。それならば、軸足を国内に置きつつも、素晴らしい品物・食品・食材などの販路を早く外国に見つけ、世界との距離を近くする必要があるのではないでしょうか。それが結果的にそれぞれの地域の地方創生にも結実することになると思います。


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2016年07月13日

素敵な第二の人生

先日、黒部のとある家にお招きをいただきました。そこはその持ち主が生まれ育った家ですが、改築して素敵な山荘風になっていました。高校を卒業してから半世紀近く故郷を離れていたそうですが、生家を別荘にし、引き続き東京に生活の拠点を置きつつも、時おり故郷に戻って自然に親しむ「第二の人生」を感じました。

黒部や魚津にかぎらず、多くの地方では空き家が増えています。老朽化し、取り壊さなければならないものも少なくありません。しかし、改修・改築すれば、まだまだ使える建物もあります。東京でマンション暮らしをしている人から見れば、それらはまさに「豪邸」のはずです。

人口減少に歯止めをかけるため、都市部の人に地方への移住を呼びかけることも大事ですが、同時に、自然豊かな環境の中にセカンドハウスを持ってもらう施策も必要なのではないでしょうか。すでに取り組んでいる自治体もありますが、この新川地域はさまざまな好条件が揃っていると思います。

東京を中心とする大都市は確かに便利ですし、刺激があります。しかし、人間もしょせんは動物です。アスファルトの上を歩き、ビルの中で過ごすよりも、自然が合っているはずです。観光客の呼込みも結構ですが、魚津らしさ、富山らしさを発揮する方法は他にもあるような気がします。


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2016年07月04日

節約の弊害

選挙年齢が18歳以上に引き下げられ、国政選挙ではこの参院選から適用されています。若者が将来に関心と責任をもって貴重な一票を投じることは極めて大切なことです。各自治体や明るい選挙推進協会、マスコミなどは広く投票を呼びかけ、早くから「投票癖」をつけようと懸命です。

若者に限らず、最近、著しい低投票率化が進んでいます。今度の参院選も、投票率が高くなる兆しは見られません。期日前投票制度が導入され、また先日のアピタ魚津店のように、ショッピングセンターなどに臨時期日前投票所が設けられる場合もありますが、有権者の関心は必ずしも高いとはいえません。

しかし、さらに重要なことは、投票したい人が不便なく投票できる環境を維持することではないでしょうか。この十数年、とりわけ最近、過疎化の進展や行政経費の節減、立会人の確保が困難だといった理由から、投票所の数が減っており、高齢者や障がい者の方々に大きな不便がもたらされています。この魚津も例外ではありません。

行政経費の節減は必要ですが、杓子定規に選挙費用までやみ雲に切り詰めることはいかがなものでしょうか。地域によっては、投票所を少なくする代わりに、バスによる送迎を行ったりしていますし、今年から移動投票車輌を導入した自治体もあります。選挙費用はいわば民主主義のコストのはずです。


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2016年06月28日

静かな議会

気がつけば、先週の23日(木)で魚津市議会6月定例会は閉会になっていました。もちろん本会議における代表質問・一般質問はいつものようにケーブルテレビで放映されていたはずですが、あまりにも静かに始まり、あまりにも静かに終わった感じがします。

東京都議会や富山市議会など、この1、2カ月間、地方議会の役割が何かと注目されてきました。それに加え、魚津市の場合、4月の選挙後、初の定例会でした。もう少しマスコミに注目され、話題の中心になっていてもよかったと思います。これでは「表紙が変わっても中身は同じ」と言われかねません。

議会改革の一環として、定期的に市民に報告を行っている地方議会もあります。先の選挙における公約をどのように当局にぶつけたのか、これからの4年間でどのような政策に取り組んでいくのかを市民全体に説明する機会があってもいいのではないでしょうか。当選は活動の「終わり」ではなく、「始まり」なのですから・・・。

しかし、それ以上に問題なのは参院選かもしれません。テレビや新聞を見れば確かに選挙戦は繰り広げられていますが、この魚津ではあまり感じません。たまたまかもしれませんが、魚津市議会に対しても、また参院選に対しても、多くの市民の方はどこか冷めているような気がしてなりません。


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2016年06月20日

気持ちを込めた返礼も

ふるさと納税(寄附)制度が創設されたのは8年前のことですが、その寄附金額が膨れ上がっています。昨年度は実に1,653億で、前年度の4倍に達しました。その理由は、使いやすい制度に改められたこともありますが、やはり返礼品の果たしている役割が大きいようです。

ほとんどの自治体は慢性的な歳入不足に喘いでいますため、地域外からの寄附は本当にありがたいはずです。少しでも多くの寄附を集めようと、各自治体は知恵を絞ってきました。魚津市も昨年から返礼品をリストにまとめた「うおづくし」を作製しました。その甲斐もあってか、寄附金額は1,000万円近くになったそうです。

しかし、最近、返礼品の豪華さが競われ過ぎ、本来の趣旨から逸脱しているのではないかとの批判が出はじめています。実際、平均で寄附金額の4割は返礼品の経費であるといわれています。背に腹はかえられない状況は理解できますが、「顧客」だけでなく、「サポーター」を育むことも大事なのではないかと思います。

ある自治体では、必ずしも豪華な返礼品は用意されていないのですが、当該地域に関する掲載記事のコピーや市の広報誌を感謝のメッセージとともに定期的に寄附者に送っています。費用を使うだけでなく、心を使う返礼もあるような気がします。


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2016年06月13日

good idea

高岡市立図書館が人気作家にクレームを付けられた、というニュースが新聞に載っていました。同図書館が運営コストを少しでも抑えるために新刊の寄贈を呼びかけたのに対し、「そのようなやり方をされては作家は死んでしまう」とツイッターで呟かれたそうです。

どちらの思いもよくわかるような気がします。高岡市立図書館は限られた図書購入費の中でやり繰りし、できるだけ多くの市民に利用してもらうための工夫だったのだと思います。しかし、同図書館は作家の立場に配慮して特定の新刊を募ることをやめ、「出版から5年以内の本」に改めたといいます。

魚津市立図書館も特定の書籍の寄贈をホームページで呼びかけてきたそうです。同じ新刊を何冊も買う必要があるのかどうかはわかりませんが、行財政改革の煽りを受け、残念ながら、こうした分野にまで影響が出てきていることは否めません。

もちろん、それぞれの図書館は知恵を絞っています。魚津市立図書館では寄贈の呼びかけに加え、雑誌の購入費を企業などに負担してもらう代わりに、表紙カバーに宣伝広告を載せるシステムを導入したそうです。大変いい考えですね。この試みを参考に、他の分野でもぜひ創意と工夫を凝らしてもらいたいものです。


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2016年06月06日

それぞれの星

去る5月31日、「ミシュランガイド富山・石川版」が発表されました。掲載された飲食店数は石川が196店だったのに対し、富山はその半分の94店にすぎませんでしたが、最高評価の三つ星を獲得した店は富山の『山崎』だけでしたので、富山県民としてはやや溜飲が下がったと思います。

魚津市民にとって喜ばしいのは、駅前の『鮨 大門』が一つ星を獲得したことです。開店当初、市民の一部には江戸前寿司に対するアレルギーもあったようですが、外の空気を見事に持ち込み、また地場の食材をうまくとり入れ、本当によく頑張られたと思います。

もちろん『大門』の一つ星獲得は慶事ではありますが、魚津には『海風亭』や『八っ寸亭』『悠』など、誇れる店がたくさんあります。若い方々を中心に、創意と工夫も重ねられています。こうした飲食店がさらに切磋琢磨され、魚津の美食度を一層高めてくれることを期待したいものです。

とはいえ、ミシュランに格付けされなくても、またたとえ有名でなくても、それぞれが「うまい」「美味しい」と思えばそれで十分なはずです。ミシュランではなく、市民一人ひとりが自分で星をつけ、市外・県外の人に薦めることこそが、真の地域振興につながるような気がします。


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2016年05月31日

来週から6月議会

表向きの理由は「有為な人材を確保するため」のようですが、富山市議会に続き、高岡市や砺波市でも議員報酬が引き上げられるようです。富山市議会議員の報酬は月額70万円になり、東大阪市や金沢市と並び、中核市の中で最高額になるといいます。

議員報酬の引上げに対し、もちろん強い批判があります。多くのマスコミも疑問を呈しています。しかし、それぞれの議会で十分に議論し、また批判を浴びることを覚悟の上での引上げなのだろうと思います。今後、議会や議員に対する有権者の監視の目が一層厳しくなり、報酬に相応しい働きをしなければ、次の選挙で鉄槌が下されることになるのではないでしょうか。

3つの市議会に比べ、他の議会はどうも頬かぶりをしているようで静かです。報酬の引上げが必要ないと思っているのか、それとも同様の批判を受けたくないと考えているのかわかりませんが、議会の役割と適正な定数・報酬についてぜひ真剣に議論をしてもらいたいものです。少なくとも何の理屈もなく、ただ「減らせ、減らせ」と唱える方々に対し、防戦一方の議会であってほしくはありません。

魚津市議会では来週の6日(月)から6月定例会が始まります。4月の選挙後、初めての本格的な議会です。選挙で訴えられたこと、感じられた市民意識をもう一度思い出していただき、是非とも議会改革に積極的に取り組んでもらいたいと願っております。県内で最も高く評価される議会になるのであれば、議員報酬が引き上げられても誰も文句は言わないはずです。


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2016年05月22日

地産地消から地産他消へ

最近、スーパーなどでは「地場ものコーナー」が設けられ、地元の採れたて・もぎたて・摘みたての野菜・果物が売られています。もちろん魚津も例外ではありません。値段が手ごろである上に、鮮度が非常に高く、また生産者の名前も記されていることが多いため、消費者の方々に大変人気があるようです。

今や「地産地消」なる言葉は当たり前になり、各家庭ではもちろんのこと、飲食店でも、また学校給食などでも、できるだけ地元の食材を使うことが珍しくなくなっています。それは地域経済のためだけではなく、消費者の方々の安全志向にも合致しているためだと思われます。

しかし、これだけの素晴らしい食材を魚津にとどめておくのは実に勿体ないことです。創意と工夫を凝らせば、また知恵を出し合えば、必ず高い評価を得た「他消」が可能になります。われわれが当たり前だと思っていることが、大都市などでは当たり前でなかったりします。

現代はまさに地域間競争の時代です。魚津の野菜や果物、あるいは加工品は、もっともっと積極的に市外・県外、さらには国外にアピールすべきですし、売り込めるはずです。中板橋商店街の「魚津食堂」は一つの試みでしょうが、目を見開けば、間違いなく多くのチャンスがあります。


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2016年05月15日

盛沢山の週末

天候に恵まれた週末、富山では多くのイベントが開催されました。富山市ではG7環境大臣会合が開かれ、警備もかなり厳重だったようです。それにしても、富山市で環境大臣会合が開かれますのは、いくつかの要因が重なったとはいえ、やはり森雅志市長が環境未来都市構想を掲げてきたからに他なりません。大手柄だと思います。

また、東京の有明では富山グラウジーズがbjリーグの決勝戦に臨みました。残念ながら琉球ゴールデンキングスに74対86で敗れて準優秀になりましたが、大健闘だったと思います。富山のチームが日本一の座を争ったのは、全国高校サッカーでの富山第一以来のような気がします。

さらに高岡の伏木では曳山祭が行われ、夜には提灯山車同士がぶつかり合いました。伏木の曳山祭は200年以上の歴史があるそうですが、今年は110年ぶりに7基の山車が揃ったといいます。伏木にとって曳山祭はまさに地域にの一大イベントですし、住民の心と魂が統合される瞬間なのかもしれません。

一方、魚津は「よしゃ来い!! CHOUROKUまつり」で盛り上がりました。この祭は地域の若者が中心となって4年前から始まりましたが、多くの市民や団体、企業を巻き込んでの恒例イベントになりつつありますし、毎年、工夫も重ねられています。歴史的な祭を維持することも大変ですが、新しい祭を始め、改良を重ねていくことも大変だと思います。関係者の方々、本当にお疲れさまでした。

いろいろな方々のお蔭により、この週末は富山にいながら、さまざまな楽しみ方ができたと思います。これも地方創生の1つの形なのかもしれません。


posted by 本田雅俊 at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ひとり言